「インディアン　ジュエリー」とベイウォッチャー

先週末から「海の日」までの3日間　台風と、地震で、大騒動！マリンスポーツ、レジャーを楽しむことは出来なかったと思いますが、災害に遭われた方々のことを思うと心が痛みます．
よく言われることですが,自然の猛威の前に人類の力では成すすべもなく，甘んじて受けるしかないのが現状です．
「インディアン　ジュエリー」とベイウォッチャー、一見何の関係もないかと思われますが、
私は、彼ら「ネイテブアメリカン」たちが持ち続ける、先祖たちから伝承された強い宇宙観，深い精神世界、長い歴史の中で自然と一心同体で生き抜いてきた知恵、その生活感、
に、はまって、身に付け始めたのがきっかけです。
それは約20年前に手に入れた，ホピ族出身のアーチスト　｢ジェイソン　タカラ｣のバングル(ブレスレット)と、リング、でした。シルバーのシブイ輝き、中央にゴールドのメイズ(宇宙の神)を現すモチーフ、廻りにココペリ（熱の力を持つ虫、一説には人間の元になったとも言われる。笛を奏でると水が湧き出る。諸説あるが、豊作を祈願する笛持つ神、望み事がかなえられる、が一般的）
これをオーストラリア出身のアーチスト　ミゲル　サフィットから譲り受け現在も私の右腕から離れないのです。
それでは、ボチボチ、ホピのジュエリーについて話しましょう。
ホピ族は，アメリカ最古のアメリカ人（ネィテブアメリカン）と言われ、約2万年前ベーリング海を渡ってきた種族であり精神性の高い、誇り高き部族です．
ホピとは平和を意味すると言われ、プエブロと呼ばれアドビと言う土とわらを混ぜ天日焼き瓦の壁で出来た集合住宅に住む「現代風に言えばマンションです」、農耕民族です．彼らは畑を耕し，種をまき実を収穫し、コーン（とうもろこし）が主食であり，生命の神秘の象徴でした
ホピのジュエリーのモチーフに，しばしば，コーン　アドビ　ココぺリなどが使われます．
ホピのｼﾞｭエリーは、ナバホや、ズニのように石を使わず，薄いシルバーを糸鋸でモチーフをカッティングし、その下にもう一枚のシルバーをあわせてロウずけし、2枚重ね合わせる、
「オーバーレイ」と言う、芸術性の高い高度な技術で作られます．
ホピのモチーフはコーンや，ココぺリのほか、アドビ、メイズ、カチナ、つむじ風､雷、
雨雲､トカゲ、ヘビ、熊の手、イーグル、スパイダー
マッドヘッド（土の神）などなど､自然の恩恵や神として崇めているものまで、日々の生活の中からでた信仰とお守りです．

インディアンたちは、巨大なピラミッドも荘厳なカテドラルも建造しなかった。そのかわりに、彼らは宇宙の中に、彼らが尊敬し、畏敬の念を抱いている、「自然」の懐に、人間である自分たちの、正しい居場所を見い出してきた。
富を蓄積しなかったし、物的生活の快適さを追求したりもしなかった。森や平原を尊敬をこめてみつめながら、一体となることが出来ること、聖なる輝きを認めることの出来る精神を作ることがインディアン哲学の本質です。
現代の我々に、何か感じるものがあると思いませんか？

アメリカインディアンは､アメリカ全土に居住していますが､ホピ､ズニ､ナバホ、は、南西部アリゾナ州､ユタ州､コロラド州、ニューメキシコ州､の四つの州に居留しており､ホピはアリゾナ州奥深きメサに住んでいます．

著名なアーチストしては、ジェイソン　タカラ　親子、ロナルド　ウッドウース、
バーデデン　マンスフィールド他570〜600人位のアーチストがいます．
天の恵みに感謝し、自然を大切にする、ネイテブアメリカンのジュエリーに魅せられた理由です．
アア、、、また長くなってしまった。