大人のジーンズ　ヤコブ・コーエン

　ここ数年大人のジーンズとして、すっかり定番化したヤコブ・コーエン。
イタリアデニムの最高峰ヤコブ・コーエンは、1985年イタリアデニムブランドのクリエーターでもあったMr.Bardelleによって設立されました（日本には2003年登場）。
Mr.Bardelleはイタリアデニム界の重鎮で、Mr.Rosso,MrBuziol、と共に「最も有名な3人」のうちの一人でもあります。
「テーラージャケットの組下に！」をコンセプトに、デニム生地では世界一といわれている岡山の生地を使用し、イタリアのクラフトマンシップによりHandmadeで生産されています（ジーンズ後裏に明記されている）。
ジャケットに似合うジーンズとして、その仕立ては高級スーツのパンツ（テーラードパンツ）同様に蒸気蒸しをし、アイロンワークで地の目の癖を取り除いて縫製。
特に内股部分がスッキリとし、立体裁断で更に履き心地が最高です。
また、ウエストトップの前後高低差が、5.5cm（J610 サイズ30を例に）あり、少々メタボ気味の、アラフォー世代でも抵抗無く履けます。
　とにかく、ヤコブコーエンのジーンズはカラダに馴染んで履きやすく、素材・デザインも豊富、客観的に見てもカッコイイのです。
立体的なウエストライン、ボタン（首振り）・リベットは、シルバー製、パンツ裏ポケットスレキはシャツ生地、後のカラータグはハラコ、付属のバンダナ、あたりをつける軽石、専用糸、シルバー磨き布、ステッチはリングステッチ又はチェーンステッチ(カラーがモデルにより違う)。
シルエットは、テーパード　ストレート中心です。数年前からストレッチ素材もあります。夏は，麻100％もの（麻100％ハーフパンツも有り）ジャケット、ポロシャツから、カーゴ、ウールなんでも有りです。
又テーラードパンツの証である、ベルトループに「チー」（ベルトが動かないようにバックルのピンを通すループ状の部分）が付いています。
　しばらくジーンズ離れしていた還暦親父も、日本導入から９年で、J610　J678、J679　J620　J688　PW688　カーゴC101　C111までSS/AW併せて19本履いているヤコブおたくです。
その親父が本心から言います。　履きやすくて、オシャレ！！